自転車でぶらりと小旅行してきました。その記録。


【9月13日(水)】 サマリ




・JR山寺駅まで輪行。山寺から自転車で旅をスタートする
・国道347を北上して大石田へ向かい、途中、蕎麦を食べる(昼食)
・大石田で団子を食べる(おやつ)
・国道47で鶴岡へ向かう


# 1.行動記録(抄)


- 1.1 JR山寺駅


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*山寺駅ホームより山寺

仙山線に乗りJR山寺駅へ移動。本当はもう一本早い電車に乗るつもりだったが寝坊した。この辺はいつも通りなので想定内。

山寺駅のホームから写真を撮っていると男性に声を掛けられた。その方も自転車乗りとのことで、色々話をさせてもらった。またどこかでお会いできれば声かけさせてもらいます!

なんだかんだやっていたらJR山寺駅を9:40に発つこととなった。


- 1.2 国道347



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天童の街中を経由し、国道347へ。国道347はブルベでもプライベートでも走っている道なので勝手が分かる。目を道端に落とすと瓜がなっていた。5つ子だ。


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夏の終わりを感じさせる花々・・・


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白い花咲く広大な蕎麦畑を風が通っていく・・・


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時は11:46。お蕎麦を食べよう・・・。


- 1.3 三郎兵衛そば


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もう少し先に行った所にある「きよ」というお蕎麦屋さんに行こうかとも思っていたが、三郎兵衛そばの板蕎麦の味を思い出したら素通りすることができなかった。


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いつも通りの板蕎麦。うまいです。

店の中に入ってきて出られなくなったオニヤンマがヒューっと飛び回る下でのんびりお蕎麦を頂いた。

・三郎兵衛そば
山形県村山市大字富並


- 1.4 だんご


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三郎兵衛そばから自転車を走らせ、それほど経たずに大石田に入る。
大石田にはいつも賑わっているお店があり、以前から気になっていたので立ち寄ってみることにした。

最上川千本だんご
・山形県北村山郡大石田町大石田乙


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受付で注文すると整理券をくれる。11の2乗でいい番号だ。
囲炉裏の席で座ってしばし待つ。


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お店の方が番号を呼んで団子を持ってきてくれる。お茶などはセルフ。

さて、写真では分かりづらいが、想像よりも大きめの団子。かなりボリュームがある。板蕎麦を食べた後のお腹にはかなりヘビーな感じ。おやつとして食べるなら1本がベストと思う。

が、美味しかったのでペロリと食べた。これでこの先を走るためのエネルギー補給は十分だろう。


- 1.5 虻、急襲


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大石田から大蔵村、戸沢村・・・と少し山道を走るようになる。最上川沿いを走り、稲刈り前のきれいな稲穂を眺めながら走るのは、とても気持ちの良いものだった。イナゴ?とカマキリが道路に出てきているので轢かないように気を付ける必要はあるけど、時間の流れるスピードがゆっくりとしているような雰囲気はとても心地よい。

そんな中、ちょっとした峠越え。GPSでいえば50Km付近のこと。眼下に広がる景色を眺めながらペダルを回していたところ、左臀部に”チクッ”っとしたものを感じて咄嗟に手で払った。中型のだった。この日はレーパン着用で走っていたが、奴はパッド部を避けて薄いところを狙って刺してきた。さらに2度目、3度目のアタックを試みて追いかけてくる。こちらは峠道なのでスピードが出せない・・・。左手で追い払いながらペダルをフルで回して峠を越えて下る。さすがに追いかけては来なかったとは思うが、その後も狙われているのではないかという不安が残り、お尻のあたりを手で払うのを止めることができなかった・・・。

そういうことで、何十年かぶりに虻に刺された。虻に刺されるとものすごく腫れる。そして痒くなる。どんどん腫れてきたけど、死ぬわけではないし我慢して走り続けた。気分はかなり落ち込んでいたけど・・・。

ということで、この辺の写真は全く撮れていない。


- 1.6 庄内平野を経て鶴岡へ


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虻に刺されて全然気分がのらない・・・。やっと国道47に合流。

この場所で警察が取締りを行っていた。国道47は道幅狭いのにスピード出す車が多いからどんどん捕まえてほしい。

国道47は写真を撮る余裕がなかったので(トラックが怖い・・・)写真なし。


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国道47からやっと外れることができたころ、”道分け石”を見つけた。左が羽黒山で右が・・・読めない。昔の人は、こういったものを見て羽黒山へ行ったりしたのだろうと想像すると、なかなかいいものを見れたという気分になる。

さて、今回は羽黒山方面ではなく、右の方へ進んだ。


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庄内平野は綺麗な田んぼが広がっている。


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こんな風に田んぼの間にある道を走る。幸せだなぁ。


- 1.7 鶴岡


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鶴岡駅には17:14に到着した。この後、夜通し走って新潟の方へ行ってみようとも考えていたのだが、虻に刺されてイマイチ気分がのらない。


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駅前の”雪の降る町を”のモニュメント。

♪ゆーきのふるまちをーー、ゆーきのふるまちをーーおーもいでだーけがとおりすぎていーく


- 1.8 夕立


鶴岡は雨の降る町だった。

駅をあとにして鶴岡公園へ行ってみた。薄暗くなる中、桜の木の下で嫁さんにメールをしていたらポツポツと雨が降ってきた。それがだんだん強くなり・・・スコールのようになった。空を見上げれば真っ黒な雲。夕立だ。

取り急ぎ近くにあった藤棚の下に逃げ込む。しかし藤棚は思ったよりも疎で雨が滴ってくる・・・。バッグから雨具を取り出し着用、自転車のバッグもカバーをつけて養生。

どうしようもないくらいの突然の雨だった。びしょ濡れになりながら自転車で帰宅する女子高生や、犬とともに木の下で雨宿りする散歩途中の女性などをみると、地元の人にとっても想定外の夕立だったと想像できる。

藤棚の下で蚊に刺されながら1時間くらい待っていると雨が止んできた。今日はもういいやという気分になり、ごはんを食べてネットカフェに入る。温かいココアを飲んで冷えた体を温めた。


(つづく)