春の二度目の自転車旅の記録。

1.概要
2.行動記録
2.1 散る桜とおじいちゃん
2.2 三十八柱神社
2.3 歌碑巡り(桜井)
2.4 奈良市観光


# 1.概要 【4月15日(土)】


旅もそろそろ終わり。16日の朝イチでJR奈良駅から宮城に戻る。その為、この日は奈良市の方へ移動する。途中、歌碑巡りなどをし、奈良市で入江泰吉記念奈良市写真美術館に行くのが今日のメニュー。


# 2.行動記録(抄)



<ルート>



- 2.1 散る桜とおじいちゃん


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奈良市へ向かう。すこし裏道に入ったところ、川と桜並木があった。亀が甲羅干ししていた。


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あやめが咲いていたので、写真を撮っていた。







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強い風が吹き、桜吹雪。きれいだった。


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川には花びらが浮き流れていく。

ここで足の悪いおじいちゃんに声を掛けられた。近くに住む方とのことだが、杖を突きながら散歩を楽しんでいるとのこと。「達者でいいね」と私をみて笑っていた。


- 2.2 三十八柱神社


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歌碑マップに従い、奈良市へ行く途中に回れる場所に立ち寄る。ここは「三十八柱神社」

説明書きによると、

当社は小墾田の宮とも云われる。/法隆寺の太子伝玉林抄には聖徳太子伝暦の注記に「小墾田ノ宮ハ当時大仏供ト云フ里ニ、ヲハル田ノ宮トテ小社アリ其レ宮所也云々」とあることを明記している。/これによって千年の昔にすでに当社のあったことがわかり推古天皇聖徳太子が都せられ、十七条の憲法を発し、隋使裴世清(はいせいせい)を迎えて大陸との国交を開かれた小墾田の地であると考えられるのである。


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歌碑あり。

・隠口(こもりく)の初瀬(はつせ)の山は色づきぬ しぐれの雨は降りにけらしも
(巻8-1593)

大伴坂上郎女(おおとものさかのうえのいらつめ)の歌。


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梅原猛氏揮毫の碑もあった。すごい。


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なんの花だろう。


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これはボケ。


- 2.3 歌碑巡り(桜井)



◆芝運動公園

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芝運動公園(体育館あり)にも歌碑あり。なかなか見つからなかった。女子高生のバレーボール大会か何かがあり、やや怪しまれながら体育館周りをカメラを手に歌碑探し。

ようやくみつけた。

川端康成氏揮毫の万葉歌碑。

・三輪山を しかも隠すか 雲だにも こころあらなむ 隠さふべしや
(巻1ー18)

額田王の歌。この場所からは丸い三輪山が見える。歌意としては、”三輪山を雲で隠さないで”。



◆箸墓古墳

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次の歌碑は箸墓古墳の近く。これまたわかりにくい。やっと見つけた。

・大坂に継ぎ登れる石群を 手逓しに越さば越しかてむかも
(?)

これは万葉歌碑か?パンフレットにはそのように書かれていたのだが・・・今、そのパンフレットが手許に見つからない。万葉集検索ページで検索してもヒットしない。日本書紀には書かれているようだが。


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背景は三輪山。ここは景色が良い。桜井市のビューポイント100選に入っているようだ。


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たんぽぽがたくさん咲いていた。


- 2.4 奈良市観光


さてその後は雨も心配だったので早めに奈良市の方へ走る。途中、ポツリポツリやられた。

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14:30頃 入江泰吉記念奈良市写真美術館に到着。

・入江泰吉記念奈良市写真美術館
http://irietaikichi.jp/


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建物自体は黒川紀章氏の設計。私は建築物はよくわからない。


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本日の催し物。

「古色大和路」が見られる。


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不幸にももう一つの催し物の写真家がちょうど来館されていて一枚一枚写真の説明をされていた。ファンと思われる方々がゾロゾロとそれに付き従い説明を聞いている。

うーーん、静かな空間を期待していたが今回は巡り合わせが悪かった。説明しなければならない写真なんて展示しなければいいのに・・・。

ということで、書籍を買ってきて自宅で楽しむ。でも、印刷の関係だろうか?私が欲していたような昭和な感じの色合いがイマイチ出ていない。やっぱり古本で昔の同本を買ったほうが良かったか。




そういった中でも入江泰吉氏の大判の写真を鑑賞できた。Y要素がやや強めのカラープリント。迫力があるが、土門拳のような拳で殴りつけられるようなインパクトは無い。

写真のことが聞きたくて学芸員の方を呼んでもらった。

Q.大和路関連の写真は何のカメラを使用していたのか?
A.リンホフスーパーテヒニカ (館内に展示あり)

Q.このカメラはフィルムを1枚ずつセットするものか?(こういうカメラ使ったこと無いので・・・)
A.確か、その通りだと思われる。私も使ったことがないので・・・。あれ、2枚くらい入ったかな・・・。

Q.この展示されているカメラ(リンホフ)は35mm換算で何mmくらいに相当するのか?
A.ちょっとわかりません。

Q.展示の写真はやや黄色がかった色味と感じるが・・・説明にも入江カラーと書かれている。
A.<回答忘れた・・・これが先生の色だ・・・というような趣旨の回答だった>

Q.カラーフィルムの現像、プリントは誰がやっていたのか?本人とは思えないが。
A.大阪の堀内カラーさんです。先生のお宅に何回も通って仕上げていたそうです。

Q.お金かかったでしょうね・・・(笑
A.はい(笑 でも、当時先生はそれよりも稼いでいたので、そういうことが出来たようです。



◆JR奈良駅

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奈良駅にて翌日の乗車券を購入。人が多かったなぁ。

自転車で走っていたらカッコイイ外国人に交差点で声を掛けられた。というか、ここに来る前にすれ違って手挨拶していたのだ。

・今日はどこから来たの? →  南の方から来たよ。
・昨日は京都を走ってきたよ。 → ふーん。いいね。
・君みたいにいっぱい荷物を持ってきているけど、今日は荷物を置いて走り回っているんだ。 → (荷物ついていると)重いよね?
・そうそう、(グイングインと自転車を漕ぐジェスチャ)。→ ははは。
・今日はどこに泊まるの?→奈良だよ。

どうも英語は苦手だ。それにしてもなんであちらの方はあんなに手足長くてかっちょいいのだろう。


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さて、”せんとくん”ってまだいるのかな?と思って探してみたら、なかなか見つからなかった。かろうじてこの看板に描かれているだけだった。何なんだろうこの生理的な拒否感は。



◆平城宮跡

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まだ時間があったので平城宮跡を見学。万葉歌碑があるはずだったが見つからなかった。


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とても広い。しかしまだ再現が完了しておらず、工事中の場所ばかり。これでは観光になるまい。


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朱雀門。


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平城宮跡は線路で分断されている。向こう側に行く元気はなかった。





走行距離:46.77Km

途中、雨にやられたけれど概ね予定メニューをこなすことができた。入江泰吉記念奈良市写真美術館はあまり広くはなく、他の人の催事があったりすると入江泰吉氏の写真の展示が少なくなってしまう。今回は残念ながら少ししか入江泰吉氏の写真が見れなかったが、こういった落ち着いた場所は心地が良い。再訪しよう。

(つづく)