２／２１（日）

冬のわずかな晴天の下、ブルベ仲間のＩ君企画のサイクリングに出かけました。

前編：
http://springhisabo.blog.jp/archives/1052745709.html

では後編です。





強風の中、二人ともかなり写真を撮りまくり予定を大幅にオーバーしていました。

最後に金華山をバックに記念撮影して御番所公園をあとにする。（11:44）




急な坂道を下りながらも撮影ポイントがたくさんありました。
お腹が空いているのに、なかなか進まない（笑

鮎川のほうへ下りて来ると船があった（11:59）。
鮎川は鯨が有名。




お昼は「おしかのれん街」にて。

自転車をとめていると見回りに来ていた恰幅のいい警察官に声をかけられた。
（職務質問じゃないですよ・・・）




のれん街にはいくつかのお店があります。おすし屋さんやラーメン屋さんなど。
店の前に掲げられたメニュー表などを見て決めた。

I君と意見が一致。　「鯨の竜田揚げ」と書かれていたお店に入る。
私は竜田系の食べ物が大好きです。

I君と話をしながらゆっくと流れる時を楽しむ。
目の前で揚げられる鯨。結構な量がありそう。

で、出てきたお料理が写真の通り。牡蠣のおすまし？もついてました。

うまかったです。ほんと。

鯨を食すことに色んな考えを持つ人もいると思いますが、理屈抜きにしてうまかった。




そして折角ですから、おさしみも。
ちょっと食べちゃってからの撮影。

右の白っぽいものが鯨ベーコンだそうです。
噛んでいると味が染み出てくる。

赤いほうはお肉ですね。美味しかったです。
命に感謝しながらいただきました。


お店の人と鯨についてすこしお話させていただきました。

鯨は調査捕鯨か定置網のどちらかで捕獲？されるそうです。
調査捕鯨も決まったポイントでのみ行われるとのこと。




のれん街の建物を出ると木で出来た鯨のオブジェがありました（12:53）。




しばらく走ると建物がなくなったような跡地の隅に、すっくと立つポストを見つけた。その健気な姿に胸を打たれ写真におさめる（12:59）。

その後、新しく出来たファミリーマートで休憩し。海岸沿いのアップダウンを繰り返して走り、
小積トンネルをすぎてI君が停車。
「あっち行って見ません？」ということで、I君がスマホでルートを確認し右折する。
野乃浜へ向かい、そこから左折して女川へ向かうルートに変更。

あっち側の道はまだ走ったことないから行ってみたいとのこと。私も走ってみたかったのでその案にのった。

相変わらずクルマは少なかった。キジがいたり、私は見なかったけれどリスのような生物もいたそうです。さすがにシカには出会いませんでした。





そして野乃浜に到着（14:20）。
ここを右折すると御番所公園へ戻ることができる。

「もう一周してもいいですよ」とI君。彼ならそのくらいは余裕だったかもしれません。
私はまたあの風に当たるのは御免なので、ここは左折してもらいました。




多少のアップダウンはあるものの概ね予想よりフラットな道でした。

しかしこの辺から鼻水が止まらなくなる・・・目もかゆい。I君もクシャミが出ている。
見上げれば立派な杉の林。そういえば御番所公園へ向かう途中に黄色い煙みたいなものが時々見えた。あれは間違いなく花粉だ。

ということで、朝コンビニで買ったティッシュで鼻をかむ。スペースがあるところで止まってもらって、何度も鼻をかんだ。それでも止まらない鼻水・・・。





そして女川に到着（15:08）。女川駅へのちょっとした坂道を駆け上がる。
私の脚は完全に終わっていた。このちょっとした坂もインナーローでしか上がれない・・・。

今日は私なりに出し切った。




女川駅に到着。すこし体が冷えていた（15:12）。

駅横の駐輪場スペースにとめて、新しく出来た駅前の施設などを見学する事にした。




立派な施設が出来ていましたが、なんだかんだ言ってもまだまだ工事をしている（15:20）。
この先、この町はどんな風になっていくのだろう。




施設内には、いろんなお店がある。
こちらの地元TVで取り上げられたダンボルギーニを見てきた。
ダンボールで出来たランボルギーニ。

とても精巧に作られていました。残念ながらタイヤは回らないそうですが、ダンボール屋さんの試みとしてはとても面白いと思いました。

店内にはダンボールの椅子、ゴミ箱、収納ケース（タンス的な）などもありました。
何か買ってって　と懇願するような張り紙あり。I君がダンボールで作る昆虫模型のようなものを買っていた。




女川駅に併設された建物には温泉があります。いちど入ってみたかった。
通常500円のところなんとキャンペーン中で250円で入れるってことを果物屋さんに張られていたポスターで知った。その果物屋さんでお土産を買った。きさくなおばちゃんだった。

＜お風呂にて＞
お風呂は広く、開放感がある。壁のタイルには牡鹿半島などをイメージさせる森や鹿の絵が呉須色で書かれていた。新しいだけあって清潔で綺麗。お湯の温度はちょうどいい。天井は木を組み合わせた特徴的な構造。
Ｉ君はクシャミが止まらない。

＜休憩室＞
お風呂から上がったら休憩室があるので、そこで休憩。お水なども準備されていて至れり尽くせり。Ｉ君と思い出話などしながら、まったりとした時間を過ごす。




風呂あがり、外においてあった自転車を取りに行くと綺麗な月が昇っていた。




駅前は人も少なくなったが、街灯が美しい。






女川駅からは輪行で戻る。夕方のほのかな闇の中、所々あかりが灯る。
朝走った道や立ち寄ったコンビニが見えた。

石巻で乗り換え。一定のリズムを刻む電車は眠りを誘う。朝も早かったし、お風呂にも入った。気持ちよく寝れました。

【輪行データ】
17:52女川発　－　18:18石巻着　（ＪＲ石巻線・小牛田行 ）
18:26石巻発　－　19:51仙台着　（ＪＲ仙石線・あおば通行 ）
1時間59分（乗車1時間51分）　1,140円

いやー本当にいい景色がたくさん見れた。そして今日は自分なりにがんばった。
Ｉ君には計画からすべてお任せしてしまって申し訳ない。お陰様でとてもいいものが見れたし、いい写真も撮れた。記憶を共有できる仲間がいるというのは、とてもうれしい。






自分ばっかり楽しんでくると家に帰ってから面倒なので、思い出のおすそ分け。

今日のお土産は、さんまそぼろ、銀鮭そぼろ。これは果物屋さんで、ゆぽっぽの情報を仕入れたときに購入。魚の形をしたキーホルダ。さんまパン。なまこパンというものもあるらしいのだが、売り切れ？で見つからなかった。こんな変なものを見て、家のものは喜んでくれました。

という、楽しいサイクリングでした。
Ｉ君、ありがとう。また、よろしく。